アクリル絵の具 初心者おすすめ12選!選び方と失敗しない使い方

こんにちは!
人の心を癒し元気にする絵を山で描くアーティスト、若生ひとみです。

人の心を癒し元気になる絵を描く画家、若生ひとみが山の中で絵画を描いているところ

アクリル絵の具は、水彩のような手軽さと油絵のような発色の良さをあわせ持つ画材です。

乾くと耐水性のある丈夫な塗膜になるため、紙だけでなく木材やキャンバス、雑貨作りなど幅広い素材に描けます。

この記事では、数ある商品の中から初心者の方に向いているアクリル絵の具の選び方と、実際におすすめできる商品を厳選してご紹介します。

さらに、道具の揃え方や基本的な使い方、初心者がつまずきやすい失敗とその対処法まで、順を追って丁寧にお伝えしていきます。

この記事を読み終えるころには、ご自身にぴったりの一本を安心して選べるようになっているはずですよ!

アクリル絵の具とはどんな画材?初心者が知っておきたい基本

この章では、アクリル絵の具がどんな性質を持つ画材なのか、そして似た名前の「アクリルガッシュ」との違いまで踏み込んでご説明します。

まず知っておきたいのは、アクリル絵の具は水で溶いて使う絵の具でありながら、乾くと耐水性を持つという点です。

これは「アクリル樹脂」を主成分としているためで、一度乾いた絵の具は水に溶けなくなります。

そのため、屋外の看板や雑貨など、水に触れる可能性があるものにも安心して使えます。

ひとみ
こちらは福祉施設からご依頼いただいた壁画制作の現場写真です。 乾きが早くニオイも気にならないため、後半は高齢者の方々が見守るなかで制作を進めました。
その日の作業終わりには、絵画がご趣味のおじさま達が「自分の絵も見てほしい!」と作品を手に集まってくださる一幕も。そんな予想外の交流もとても楽しい思い出です。
若生ひとみが手掛けた福祉施設の壁画。制作中の風景。

アクリルガッシュとの違い

アクリル絵の具とアクリルガッシュは、どちらもアクリル樹脂を使った絵の具ですが、仕上がりの質感が異なります。

アクリル絵の具は透明感のある発色のものが多く、重ね塗りすることで下の色が透けて見える表現が可能です。

一方、アクリルガッシュは不透明度が高く、マットで均一な塗膜に仕上がるのが特徴です。

イラストやデザイン画のようにフラットな仕上がりを求めるならアクリルガッシュ、絵画的な奥行きを出したいなら透明タイプのアクリル絵の具を選ぶとよいでしょう。

私は、にじみを利かした淡い色合いで重ね描きをすることによって奥行きを感じるような作品を制作したかったので、アクリル絵の具を選びました。
そして、アクリル絵の具にも「透明」「不透明」「半透明」などの種類があります。

最初の描き始めには「透明」「半透明」を使い、中盤から少しずつ「不透明色」を入れていくことが多いです。
初めから不透明色を使うと、画面全体の透明感が薄れてしまうからです。

多めの水で溶かしアクリル絵の具を液状化させたものをこの順番で重ねて描くことによって、透明感を大事にしながら奥行きのある作品を生み出すことができます。

ひとみ
私は淡い色を重ねて奥行きを出したかったので、透明タイプのアクリル絵の具を選びました。透明から半透明、そして不透明へと少しずつ重ねる順番を大切にしています。

水彩・油絵の具と比べたときの特徴

水彩絵の具は乾いた後も水で溶けるため、修正がしやすい反面、耐久性では劣ります。

油絵の具は発色や質感に優れますが、乾燥に数日から数週間かかり、専用の溶剤も必要です。

アクリル絵の具はその中間に位置し、乾燥が早く扱いやすいうえに、乾けば耐水性を持つというバランスの良さが初心者に選ばれる理由です。

実際に画材を使い比べて感じた違い

「水彩の手軽さ」と「油絵のようなしっかりした発色・塗り重ねやすさ」の両方をいいとこ取りできるのが、アクリル絵の具の一番の魅力だと感じています。

また、油絵の具は独特のにおいがあります。工房のような雰囲気を体感できて楽しいですが、ご自宅で使う場合は事前にご家族と相談した方が良いかもしれません。

また、油でシミを作ると、すぐに対応しても付着した素材によっては深くしみ入ってしまう恐れががります。

ちなみに、アクリル絵の具の落とし方についてはこちらのブログで解説しています。

どこで買える?

本格的に揃えるなら画材店(世界堂など)やネット通販(Amazon楽天)、まずは試してみたい方は100円ショップやホームセンターでも手軽に購入できます。

初心者向けアクリル絵の具の選び方5つのポイント

ここでは、数ある商品の中から自分に合った一本を選ぶために、確認しておきたい5つのポイントを具体的にお伝えします。

不透明・透明などタイプで選ぶ

先ほどもお伝えしたように、アクリル絵の具には、透明感を活かせるタイプと、下地を完全に覆える不透明タイプがあります。

風景画のように光や空気感を表現したい場合は透明タイプ、ポスターやイラストのようにはっきりした色面を作りたい場合は不透明タイプが向いています。

アクリル絵の具の「透明タイプ」と「不透明タイプ」の違いを説明しています

描きたい素材(紙・キャンバス・木材など)に合わせて選ぶ

アクリル絵の具は紙、キャンバス、木材、布、プラスチックなど幅広い素材に描けますが、素材によっては下地剤(ジェッソ)を先に塗っておく必要があります。

木材やプラスチックのように絵の具の密着が弱い素材に描く場合は、下地剤を用意しておくと仕上がりが安定します。

ジェッソとは、絵の具を塗る前に下地として使う白い液状の下地剤のことです。表面のざらつきや吸収性を整え、色の発色や絵の具の密着を良くする役割があります。

色数と内容色を確認する

初心者のうちは、赤・青・黄・白・黒といった基本色が揃ったセットを選ぶと、混色の練習がしやすくなります。

絵の具のセットにこの基本の色が入っているか見ておけば、後から好きな色を作るのにも困りません。

色数が多いセットは便利ですが、まずは基本色から色を作る練習をすることで、色に対する理解が深まります。

セット内容(筆・パレット付き)で選ぶ

筆やパレットが同梱されたセットは、はじめて道具を揃える方にとって手間が少なく安心です。

ただし同梱の筆は本数や質が最小限のことが多いため、慣れてきたら描きたい表現に合わせて買い足していくとよいでしょう。

ヘビーボディ・ソフトボディなど硬さで選ぶ

アクリル絵の具には、マヨネーズのように硬さのある「ヘビーボディ」と、とろみのある液状の「ソフトボディ」があります。

私は「好きな色合い」で選ぶ傾向にあるので、ヘビーボディもソフトボディも両方使っています。

どちらも多くの水で溶いて使うので、私にとってはあまり大きな問題ではないのです笑

この章でわかること
アクリル絵の具選びは「透明度」「描く素材」「色数」「セット内容」「硬さ」の5つの視点で見ると、自分に合った一本が見つかりやすくなります。

初心者におすすめのアクリル絵の具12選

ここからは、これまでの選び方を踏まえたうえで、実際に初心者の方に向いている商品を「手軽に始めたい方向け」と「本格的に描きたい方向け」の2つに分けてご紹介します。

手軽に始めたい人向け(プチプラ・スクールセット)

ターナー色彩 アクリルガッシュ 12色スクールセット(11ml)

特徴:学校教材の金字塔。ムラになりにくく綺麗に塗れる「ガッシュ(不透明)」タイプで、イラストやデザインに適しています。
価格帯:1,200円〜1,800円前後
こんな人におすすめ:発色が鮮やかでマット(艶消し)な仕上がりを楽しみたい方、イラストやデザイン画を描きたい方。

サクラクレパス アクリルカラー 12色セット(12ml)

特徴:水彩絵の具に近い感覚で扱えるスタンダードなアクリル絵の具。紙や木、金属など様々な素材に描けます。
価格帯:1,200円〜1,600円前後
こんな人におすすめ:工作やDIY、雑貨へのペイントなど、絵画以外にも幅広く試してみたい方。

ぺんてる アクリルガッシュ 12色セット(11ml・白2本入)

特徴:減りが早いホワイトが2本入った実用派セット。乾くと水に溶けなくなる耐水性で重ね塗りがスムーズです。
価格帯:1,300円〜1,700円前後
こんな人におすすめ:混色や明るい色作りで白をたくさん使いたい方、コスパ重視の方。

Shuttle Art アクリル絵の具 15色セット(12ml)

特徴:Amazon等のECサイトで人気のプチプラセット。手頃な価格ながら筆が付属していることも多く、手軽に始められます。
価格帯:900円〜1,200円前後
こんな人におすすめ:とにかく初期費用を抑えて、まずは試しに触ってみたい完全初心者の方。

ターナー色彩 U-35 アクリリックス 12色セット(11ml)

特徴:ターナーが手がける透明感のある本格派アクリルラインの学童・入門用セット。発色と混色の美しさが魅力です。
価格帯:1,700円〜2,000円前後
こんな人におすすめ:ガッシュのマットさではなく、ツヤや透明感のあるアクリル画を描いてみたい方。

AUREUO アクリル絵の具 12色セット(12ml)

特徴:オンラインで購入しやすいエントリーモデル。チューブから出してそのまま使いやすく、伸びが良いのが特徴です。
価格帯:1,000円〜1,400円前後
こんな人におすすめ:キャンバスだけでなく布やクラフト作品にちょっと塗ってみたい方。

 

本格的に描きたい人向け(画材メーカー品)

リキテックス プライム 12色セット(10ml / 30ml)

特徴:透明度の高い次世代アクリル樹脂を使用したリキテックスの最上位アクリル絵の具です。乾燥前後の色の変化(カラーシフト)がほとんどなく、単一顔料中心の高い発色が特徴です。
価格帯:1,900円〜9,500円前後
こんな人におすすめ:乾燥前後の色の変化をなくし、濁りのないクリアな混色をしたい方。

ひとみ
私は抽象画を始めてから、ずっとこの絵の具を愛用しています。
理由は発色がとても良くて、透明度が高いから。抽象画を始めた当初は透明感のある作品づくりを追い求めていたため、プライム以外を使いませんでした。

リキテックス レギュラータイプ 12色セット(10ml / 20ml)

特徴:アクリル絵の具の代名詞的ブランド。固めの粘度(油彩風)で、ナイフを使った厚塗りやタッチを残す表現が得意です。
価格帯:1,700円〜3,000円前後
こんな人におすすめ:油絵のような重厚感・立体感のある作品を描いてみたい方。

ひとみ
先のコメントで書いたように当初はリキテックスプライムのみ使っていましたが、画材店に並ぶ美しいラインナップに惹かれ、少しずつレギュラーも使うようになりました。実際、レギュラーの「透明色」「半透明色」もとても綺麗で、「不透明色」も表現の幅を広げるのに有効でした。
今ではプライムもレギュラーも隔てなく使っています!

リキテックス ガッシュ・アクリリック プラス 12色セット(10ml / 20ml)

特徴:ひび割れにくく柔らかな塗り心地が特徴の不透明アクリル絵の具。水で薄めずそのまま塗っても滑らかに伸びます。
価格帯:1,600円〜2,800円前後
こんな人におすすめ:アクリルガッシュの均一さと、リキテックスならではの鮮やかな発色を両立したい方。

ひとみ
画材店でリキテックスプライムやレギュラーにない美しい色を見つけてしまい、数色使ってみました。が、やはり透明感のある画面を目指す作品づくりには不向きだったため、現在は使うのを控えています。

ホルベイン アクリリックカラー(インク / フラビーノ / レギュラー)12色セット(12ml / 20ml)

特徴:日本を代表する画材メーカー「ホルベイン」の高品質アクリル絵の具。高い耐光性と伸びの良さでプロにもファン多数。
価格帯:2,500円〜3,500円前後
こんな人におすすめ:色褪せしにくい本格的な絵画作品をつくりたい方、混色の美しさにこだわりたい方。

ターナー色彩 U-35 アクリリックス 20ml 12色セット

特徴:専門家向けに開発された次世代アクリル絵の具。透明度が高く、光沢感(グロス)のある美しく鮮やかな発色が楽しめます。
価格帯:3,000円〜4,000円前後
こんな人におすすめ:重ね塗り(透明層のレイヤー表現)を楽しみたい方、本格的なキャンバス画に挑戦したい方。

ターレンス アムステルダム アクリリックカラー 20ml 12色セット

特徴:オランダの名門ブランド。大容量でもコスパが良く、大作を描くアーティストにも愛用されています。配色バランスが秀逸。
価格帯:1,800円〜2,500円前後
こんな人におすすめ:中〜大型のキャンバスに伸び伸びと描きたい方、海外らしい鮮やかな色合いが好きな方。

ひとみ
私自身、山にこもって絵を描くときは発色の良さと耐久性を重視して画材を選んでいます。初心者の方も、まずは扱いやすい一本から気軽に試してみてほしいです。

あわせて揃えたい道具(筆・パレット・キャンバス)

アクリル絵の具そのものだけでなく、筆やパレット、描く対象となる紙やキャンバスも、仕上がりを左右する大切な道具です。

この章では、初心者の方が最初に揃えておきたい道具を、種類ごとに具体的にご紹介します。

初心者向けの筆の選び方

アクリル絵の具用の筆は、コシが強く水を含みすぎない「合成毛」のものが扱いやすくおすすめです。

平筆・丸筆・面相筆など形状の違うものを数本セットで揃えておくと、細部の描き込みから広い面の塗りまで対応できます。

パレットと筆洗の選び方

アクリル絵の具は乾くと非常に硬くなり、一度固着すると通常のパレットでは落とすのが難しくなります。

そのため、使い捨てできる紙製の「ペーパーパレット」を選ぶと、洗う手間がかからず制作のテンポを止めずに済みます。

筆洗も同様に、こまめに水を替えられるよう、仕切りのあるタイプを用意しておくと安心です。

アクリル絵の具が乾いて固まった筆は、ぬるま湯や専用のブラシクリーナーを使っても元に戻らないことがあります。制作後はできるだけ早く筆を洗う習慣をつけましょう。

紙・キャンバス・パネルなど支持体の選び方

練習用には厚みのある画用紙やスケッチブックで十分ですが、作品として仕上げたい場合はキャンバスやパネルを選ぶと、より本格的な仕上がりになります。

木製パネルは細密な描き込みや長期保存を重視する作品に向いており、キャンバスは絵画らしい風合いを出しやすい支持体です。

ちなみに私は、木の板にアート紙を水張りして制作しています。

なぜなら、にじみを利かせた淡い色合いの作品には、やはり紙での表現が一番と感じるからです。

木の板にアート紙を水張りして、雪の降る時期に山の中の屋外で絵画制作している模様。

アクリル絵の具の基本的な使い方と手順

ここでは、道具の準備から仕上げまで、実際に描き始める際の一連の流れを手順ごとにご説明します。

道具の準備から下絵まで

  1. パレットにアクリル絵の具を出す
  2. 筆に水を含ませ、絵の具となじませる
  3. 木炭や鉛筆で軽く下絵を描く

下絵は消しゴムで消せる程度の薄い線で描いておくと、着彩後に目立たず仕上がりがきれいになります。

着彩から仕上げまでの流れ

まずはモノトーンで明暗をつけ、全体の立体感を確認しながら固有色を重ねていくと、色のバランスが取りやすくなります。

最後に細部を描き込み、必要に応じてつや消し・つや出しのメディウムを塗って仕上げます。

ここまでは一般的な描き方をお伝えしました。

ここからは私の実際の制作プロセスになります。
本邦初公開!!笑

私の実際の制作手順
1. 使いたい色を選択し、ボウルに適量を出して多めの水で溶かし液状化させる
2. 紙面全体に刷毛で水を引いて濡らす
3. 1のアクリル絵の具を刷毛にとって描く
4. 乾かしては描く、を繰り返して仕上げていく

このような感じです!

初心者が知っておきたい簡単テクニック

アクリル絵の具は、少しの工夫でさまざまな表情を作り出せる画材です。

ここでは、初心者の方でも取り入れやすい代表的なテクニックをご紹介します。

ドライブラシ・スパッタリングなど

筆に水分を少なめに含ませてかすれさせる「ドライブラシ」は、質感や陰影を表現するのに向いています。

筆を弾いて絵の具を飛び散らせる「スパッタリング」は、背景に動きや偶然性のある表情を加えたいときに効果的です。

混色のコツ

絵の具を混ぜすぎると色が濁りやすくなるため、少量ずつ足しながら様子を見て混色するのがコツです。

基本色である赤・青・黄をベースに、白や黒を少しずつ加えることで、幅広い色を自分で作り出せるようになります。

グレーの作り色見本表と、混色しているパレットの写真

初心者がつまずきやすい失敗と対処法

アクリル絵の具は扱いやすい画材ですが、乾燥の早さゆえに起こりやすい失敗もあります。

ここでは代表的なつまずきと、その対処法を具体的にご紹介します。

アクリル絵の具は乾燥が早いため、パレット上で長時間放置すると固まって使えなくなります。一度に出す量は少なめにし、こまめに水を足しながら使うことをおすすめします。

乾くのが早くて混色できない

パレット上の絵の具が乾き始めたら、霧吹きで軽く水を足すか、保湿性のあるパレットを使うと、混色できる時間を延ばせます。

筆が固まってしまう

制作の合間もこまめに筆を水につけておき、使用後はすぐに石鹸などでしっかり洗うことで、筆の固着を防げます。

色が濁ってしまう

色を混ぜすぎたり、多くの色を一度に混ぜたりすると濁りやすくなるため、2〜3色程度に絞って混色するときれいな発色を保てます。

ひとみ
私はパレット代わりにボウルに絵の具を出し、水に溶いて使っていますが、混色するのを迷っている間に乾いてしまって泣く泣く再度チューブから出す…なんてことが今でもあります。

また、集中して描いた後に「ちょっとだけ休憩」と、他のことをしていたら筆がカビカビに乾燥していて慌てたことも、数知れず…。そんな時はすぐに水入れのバケツに入れてしばらく放置してから洗うなどしています。

私の作風上、多くの色を一度に混ぜることはありませんが、不透明色を多数混ぜ合わせると特に濁りやすい印象があります。

アクリル絵の具は「癒し」にもつながる画材です

アクリル絵の具は「癒し」にもつながる画材、楽しく描けるのが一番です

アクリル絵の具は、作品を仕上げるための道具であると同時に、描く時間そのものが心を落ち着かせてくれる画材でもあります。

色を重ねたり、筆を動かしたりする作業に集中することで、日常の雑念から離れる時間を持てるのも、絵を描くことの魅力のひとつです。

私は2014年から、山に籠って絵を描くことを毎月継続しています。
過去には、さまざまな事情から気持ちが向かず、制作したくないことや愛する家族と離れたくないことも多々ありました(今でも時々あります…)。

そのような時でも、とにかく現場へ自分を連れて行きます。

そうして、大自然の中の誰もいない静寂なアトリエで紙や絵具と向き合い、刷毛を取って描いていくと、画面上にあらわれる世界に癒され、引き込まれ、集中することができます。

最後に素晴らしい作品が生まれたりすると、興奮と共に至福に包まれ、大きな達成感を得られます。
それくらい、絵を描くことがもたらす心の効果は大きいことを実感しています。

ひとみ
色を重ねていく時間は、自分自身と静かに向き合うひとときでもあります。初心者の方にも、上手に描くことだけでなく、描く時間そのものを楽しんでいただけたら嬉しいです。

まとめ|自分に合った一本から始めてみましょう

ここまで、アクリル絵の具の基本や選び方、おすすめの商品、道具の揃え方、使い方や失敗の対処法までご紹介してきました。

アクリル絵の具は、水彩の手軽さと油絵の発色を兼ね備えた、初心者の方にも扱いやすい画材です。

まずは基本色のセットから、ご自身のペースで気軽に描き始めてみてください。

この記事のポイント
・アクリル絵の具は乾くと耐水性を持ち、幅広い素材に描ける
・透明度・素材・色数・セット内容・硬さの5点で選ぶとよい
・パレットは使い捨てタイプ、筆はこまめに洗うことが長く使うコツ

よくある質問(FAQ)

Q. アクリル絵の具は初心者でも扱いやすいですか?
A. 水で薄めて使え、乾燥も早いため、絵の具の中でも扱いやすい部類に入ります。

Q. アクリル絵の具とアクリルガッシュはどちらを選べばよいですか?
A. 透明感のある絵画的な表現をしたい方はアクリル絵の具、フラットで均一な仕上がりを求める方はアクリルガッシュが向いています。

Q. 服についてしまったアクリル絵の具は落とせますか?
A. 乾く前であれば水洗いで落とせることが多いですが、完全に乾くと耐水性を持つため落としにくくなります。制作時はエプロンの着用をおすすめします。

Q. 初心者は何色セットを選べばよいですか?
A. 基本色(赤・青・黄・白・黒)が揃った10〜12色程度のセットから始めると、混色の練習がしやすくおすすめです。

日本神話・神々・神獣の世界を描くヒーリングアート
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ABOUT US
Hitomi Wako
アーティスト
箱根強羅温泉 瑞の香り クリエイティブディレクター

アクリル絵画やジークレー版画を中心に、目に見える風景にとどまらず、光や空気、自然のエネルギー、神獣といった「そこに息づく気配」を感得し、独自の半抽象的なスタイルで描く「癒しのエネルギーアート(ワンネスアート®)」を世界に向けて発信している。 5歳で女流画家に師事し、公募展で受賞を重ねる。表現の幅を広げるためデザインの道を歩み、自動車会社のカラーデザイナー、全国展開する自然系サイン&出版会社のデザイナーを経て、2000年にグラフィックデザイン事務所「ルビーデザイン」を設立。販促物やWebサイトの企画・制作、イラスト制作のほか、イベント・セミナーの企画進行や講演、ワークショップなど多数の実績を持つ。 2005年よりアート活動を本格再開し、1987年に銀行(横浜信用金庫)にて開催した初個展以来、精力的に表現を重ねる。2014年からは毎月山に身を置く制作スタイルを継続。現在は箱根のアトリエにて大気の移ろいに感覚を研ぎ澄ませながら、自然の生命エネルギーと自身の精神を深く調和させた温かい波動を持つ作品を生み出し続けている(2013年以降の絵画販売数は236点 / 2026年2月現在)。 ヒーリング歴17年を持ち、セラピストとしても活動。「日本で生まれた作品を世界へ届け、国や言葉を越えて見た方の心を癒し、元気にすること」を信念に掲げる。箱根強羅温泉 瑞の香り クリエイティブディレクターとして温泉旅館での作品展示企画や作家支援に取り組むほか、公的機関の専門家や協会理事を務めるなど、デザイン・プロデュース・アートの枠を超えて幅広く活躍中。